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「マンガ原作ってどうやって書いてるんですか?」という記事で少しふれたのですが、マンガ原作に限らずシナリオには書き方があります。

どんなに良いストーリーでも、読みにくかったりルール無用で書かれていては、なかなか読んでもらえないのではないかと思います。

幸い、世に出ている「シナリオの入門書」には、良書と呼ばれるものが揃っています。ただし、誰がどれを読んでもいいというわけではありません。

例に漏れず、私もいくつかの入門書を読んでおりますが、 その方向性はマチマチです。

ということで、入門書を紹介させていただくことにより、これから選ばれる方の参考にしてもらえればと考えています。

基礎的なことを学ぶなら
・シナリオの基礎技術(著:新井 一/ダヴィット社)

シナリオの基礎技術
新井 一
ダヴィッド社
1985-11



ド定番にして、最高の入門書だと思われる1冊。
これを読破すれば、誰でも一定レベルのシナリオを執筆できるようになっているはず。
体系的にまとめてあってわかりやすい。著者は、「シナリオセンター」主宰としても有名。 
とりあえずここから初めて間違いはないかと。


・映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術(著:シド・フィールド/フィルムアート)


「発端」「中盤」「結末」の三幕構成で知られる著者。ストーリーの構造というよりかは、「どうやって取り組むか」に重きを置いて書かれている。 

映画の脚本術なので、作中で取り上げられてるのは映画( 『チャイナタウン』『テルマ&ルイーズ』『市民ケーン』『ロード・オブ・ザリング』『マトリックス』)だけど、マンガに通ずるところも。

翻訳がイマイチわかりにくいのは難点。


どんな物語にも必要!「キャラ」を学ぶ
・人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方(著:小池一夫/講談社)



マンガ原作者なら知らない人はいない、「キャラクターマン」小池一夫先生の著書。大物作家になったお弟子さんは数知れず。そんな小池先生の本、当然「キャラ」を学ぶために読むべき。

全5章にわたり、キャラ創作についてかかれている。 キャラクター論の解説と、それをどうやって実践するか。

この通りにやっておけば確実に何かを得られると思う。前述の「シナリオの基礎技術」を読んだうえでこの本を読むのが、正しい順番。


マンガ特有の「見せ方」を真似る
・荒木飛呂彦の漫画術(著:荒木飛呂彦/集英社)




いわずと知れた、「ジョジョ」の荒木先生。私は集英社のパーティで、荒木先生と同じエレベータに乗ったことがあるよ!w

さて、内容。「王道マンガ」とはかくあるべき、というのがとても理解しやすく記されている。作例が荒木先生のマンガだし、まあ当然か…。

荒木先生くらい著名な漫画家さんが、ここまでやっているとすると、私のような末端原作者は「一体どんだけ努力をすればいいんだ」と絶望感が湧く。ひとまずこの本を読んでやれることを全部やろう。

-->こちらの内容については、別途記事にしています。
記事リンク:「ジョジョ」の荒木先生が手の内を明らかに!『荒木飛呂彦の漫画術』は創作のヒントがたっぷり


シナリオを「見る」ことも必要
・月刊シナリオ(シナリオ作家協会)

シナリオ2015年10月号
マルヨンプロダクション
2015-09-03




良いシナリオを読む、というのもシナリオ制作の上達に有効。そういう意味では、最新の映画のシナリオが丸々掲載されている、月刊シナリオには目を通すべき。

プロで活躍している人のシナリオと、自分のシナリオは何が違うのか。 必ず「気づき」はある。


最後に
書籍を探してるだけでも創作のモチベーションはあがるものですが、そこがピークにならないようにしなければなりませんね←自分へのメッセージ


【シナリオを本気で勉強したい方へ】

「剣名舞の漫画・シナリオ・ライトノベル・原作講座」