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お餅マンガ企画のキンドル本「夜勤のグルメ」について、こんなコメントを頂戴しました。 

 
このコメントを見たとき、嬉しいのと同時に、手ごたえを感じました。

「きなこもちをおいしく見せる」というのが今回のテーマでもあったからです。 
 

食べ物をおいしく見せる方法

1) 絵で見せる
マンガなんだからそりゃそうだろ、と思われるかも知れませんが、基本にして最も重要な部分でしょう。
パッと見の絵で「きなこもちだ!」とわからなければいけませんし、

「あ、食べたい」
と思ってもらわねばなりません。

この点、私は作画をしないのでまかせっきりですが、サイトスローさんはいい仕事をしてくれました!さすが!


2) リアクションで見せる
「花のズボラ飯」とか、「食戟のソーマ」などの人気作を見ていただくとわかる通り、主人公が

【おいしいという表情や反応】
をどうするかというのもポイントです。めっちゃ幸せそうに食べますもんね、駒沢花さん。

1個目とは違って、あくまで料理よりもキャラクターを活かしたのがこの方法です。


3) プロセスで見せる
この場合のプロセスは、その料理の持つ「歴史・伝統」「特別感」などをさします。

わかりやすくいえば、「築地直送」とか。あるいは「この村に100年伝わる門外不出の調味料」のような。「ウンチク」を入れて、美味しく見えるように演出している作品も多いと思います。

今回、夜勤のグルメで意識したのは、

【美味しい料理をつくりそうな作り手を描く】

【食べるまでに苦労させる】
という部分でした。

「料理の作り手」でいうと、餅つきをしている二人。そして、弁当屋のおばちゃん。 

「食べるまでの苦労」は…作品を読んでいただければわかるとおりです(笑)

その料理の生い立ちや、手に入れるまでの苦労など描いてあげると、「料理の味がしそう」「美味しい感じがする」ようになるんじゃないかと思っています。


最後に
グルメマンガにするからには、お餅を美味しく見せられなければ意味がないので、ちょっとホッとしました。

ただ、あくまで私がこう思うというだけなので、必ずしも正しい手法ではないかも知れません。

しかし、グルメマンガの原作者としてご活躍の諸先輩方はもっといろんなことを考えて作られているのは間違いないですよ。

-->きなこもちが美味しく見える!「夜勤のグルメ」発売中

 

花のズボラ飯
久住 昌之
秋田書店
2010-12-20