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ブルーレイ版(スーパーセットのほう)『トイ・ストーリー3』の特典映像には「脚本の書き方」が収録されているって知ってましたか?

ヒット作を生み出している制作会社だけあって、とても役に立つ内容でしたよー。

私は映像の脚本を学んだことがないので、良い機会だと考えたんですが。

「トイ・ストーリー」「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」
といった代表作を例にして、こんなに手法を公開しているとは思いませんでした。

ハリウッド映画の構成
これはピクサーの例ではないんですが、多くのハリウッド映画の尺は

1/4:第1幕(発端)
1/2:第2幕(葛藤)
1/4:第3幕(解決)

の3幕構成になっているそうです。

ピクサー作品は100ページで、

『25/50/25ページ』
の配分とのこと。

講座では、この中の第1幕の作り方が取りあげられています。


1.主人公の設定
まず主人公のことを決めます。

『大切なもの』

『弱点』

マンガでもそうなので、結構通ずるものがありますね。 

「大切なものを愛し過ぎ、執着しすぎると弱みとなる」 
という話がありました。

インクレディブルでいうと、
「自分の仕事に誇りを持ちすぎること」

いやはや、勉強になるなあ。

以降、項目ごとにインクレディブルの例を付記していきます。


2.『嵐雲』を起こす。あくまで嵐の兆しであり、災難そのものではない。
例:バディ・パイン(熱狂的ファンの少年)の登場。


3.『大切なもの』を失う。
例:社会的に糾弾され、ヒーローの地位を奪われる


4.主人公に『屈辱』を与え、『世界は不公平だ』と感じさせる出来事を起こす。
例:人助けしたのに犯罪者呼ばわりされ、地味な職業に追いやられる


5.主人公を『岐路』に立たせ、2幕へ進む。
主人公は

a)健全な道

b)無責任な選択

どちらかを選択しなければならないが、

a) を選んだらそこで物語は終わってしまう。

必然的にb) を選んで代償を支払う羽目になる。

例:
a) 一般市民として平凡に生きる
b) 妻にウソをついてヒーロー活動を続ける
代償:組織に目をつけられ、大きな事件に巻き込まれる


2幕以降
実は脚本講座はここで終わっています。

ここから先は、

「主人公は、失った大切なものを取り戻す旅をして、最後にそれを取り戻すと弱点も克服している」 
と語られています。

こうしてみると結構王道な作劇なんですけど、
簡潔にわかりやすく、体系的になってるのが素晴らしいじゃありませんか。

日ごろから気をつけないと、抜けてしまってるところもあるかもなので、
気をつけたいもんです。 


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ディズニー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2010-11-03

 

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