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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=OZEnYrDV7NQ


「池袋ウエストゲートパーク」や「4TEEN」で知られる石田衣良さんが、

小説の『書き出し』について語った動画を見ました。

小説の書き方ということになっていますが、マンガにも通ずる内容でしたよ。

書き出しにはコツがある

石田さんは動画の中で、

「書き出しは難しいと思われがちだが、 コツさえ抑えればギュンとうまくなれる」
と言っています。

ある小説の書き方の本には

『書き出しはその本を売る。最後の一行は次の本を売る。』
と書かれているそうです。

マンガでも当てはまることで、

「トップシーンの派手さ」
「引きの強さ」
は避けられない部分といえます。

「トップシーンでいきなり爆発を起こして、それから内容を考える」
という漫画家さんがいたとかいないとか…。

それくらい、頭とお尻は気を使わなければならないということです。

不安になると人は弁解をしてしまうが、書き出しの一番悪いパターンは

『これから書くことに弁解をすること』

それをやると途端に

「この人は自信がないし、自分が書こうとしている世界を全然わかっていない」
と読者に気付かれてしまう。

作家にとってこれをやっている内が一番楽で、不安から説明しているうちに、
その世界が出来上がるのではないかとおぼろげに信じてしまう。

しかし、これをやっている間は全く伝わらない、といいます。


動きから始めてしまえばいい

では、『弁解』をやめるにはどうしたらいいのでしょうか。

その問題を解決する方法として、

「弁解や説明をすべて捨ててしまうのが良い。動きから始めてしまえばよい」
と語っています。

そもそも、

「審査員は説明や世界観は関心がない。人間は主人公が何をしてどのような人間なのかということにしか関心がない。単純に言うとストーリーとキャラクター」

という前提があり、だから説明は不要なのだとか。

「”電車の中で殴られた話”とかでもいいが、そういうところから入れると良い。アクションでも恋愛でも同じ。私がどういう人物かをずっと説明するより、最悪のパターンではあるが、交差点の角でぶつかってもいい。ぶつかる場合でも、小説の場合、ほとんどが定型。その定型をどう『ずらすか』を考えれば、きちんとそれも生きてくる。順番(時系列)を入れ替えるのも有効」
 
書き出しにはインパクト、緊張感が求められることがわかります。

ここで、「ずらす」という発言が出てきました。


1000冊読んで「ずらす」

「小説はパターンや決まりが本当に多く、それが繰り返し売れている」
という石田さんは
 
「ミステリーでも恋愛でも、そのジャンルを書きたいと思ったら、そのジャンルの本1000冊をバランスよく読む。そうすれば、そのジャンルのあらゆるパターンがわかるので
『ずらしながら』書くことができる」

と言います。

なんのためにそれが必要かというと、『編集者向けの対策』なのだそうです。

「作家が戦う相手として編集者がいる。彼らはものすごい量の本を読んでいる。
その目をごまかすためにはこの行為が必要で、しかもやっておくと後で上手くなる。大体の作家はここが足りない」


『1000冊なんてとても…』と思うかもしれませんが、石田衣良さんですら1000冊なのです。
これから実力をつけようという場合は、もっと読んでもいいくらいでしょう

ちなみに、『海外の本500、日本の本500』が良いそうです。

日本のものは
『感情表現豊か』『理屈をあまり好まない』ものの、

一方で、

『前後関係なく急に移動するなどのポカをやらかす』特徴があるため、
西洋の『きちんと論理を組んでいくもの』も読むべきだということです。


うーん、これからもたくさんマンガ読もうと思います!


動画本編はこちら 




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