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どうも衣鳩久哉(@denshovato)です。

実は公開初週に見ていた「シン・ゴジラ」。
周囲やネットの評判を受けて映画館に行ったので、ハードル上がりまくりだったんですけど、そんなハードルは飛び越しまして、たいへん楽しめました。

色々内容に触れていきますが、特に感情を動かされたセリフがあるので、まずはそこから。

どのセリフかというと…

※シン・ゴジラの内容にも少し触れるので、ネタバレ嫌な方はご注意ください。

「総理、そろそろお好きになさってはいかがですか」

終盤、臨時就任した総理に竹野内豊さん演じる、赤坂が言ったものです。

外国との折衝やしがらみの中で、自分の意見を通すことのなかった総理。
この言葉を受けて、最後の最後で自分の意思によって行動します。

人生における選択は、やはり自分の気持ちを大切にして行いたいものですね。
心のノートにメモっておきたい言葉のひとつとなりました。

主人公は矢口蘭堂?

さて、「シン・ゴジラ」では、長谷川博己さん演じる矢口をはじめ、人間の個人の事情や
生活面はまったく描かれません。
政治家、役人としての「仕事」に重きをおいており、
とても日本的なシステムをえがくシーンが続きます。

物語を描くうえで、シーンを削る作業は欠かせませんが、
「シン・ゴジラ」のざっくり具合は、取捨の勉強になります。

登場人物の事情、またゴジラについての情報もすべては明かされない。
これがなぜなのかと考えると、主役はゴジラでも人間でもなく

「日本」
だと読み取れます。

要職の無能な部分を描きつつも、やがてとんでもない底力を発揮するという日本のスタイルを巧みに見せており、結果的にそれが日本、人類を救うのです。

諦めずに戦う姿は、やはり痺れます!

庵野版ゴジラに思うこと

作品のテーマ的に避けられない、放射能について逃げずに
しっかり向き合っていると感じましたし、高速のカメラ割りやセリフ早回し
専門用語の羅列、音楽の使い方などなどは、ファンをワクワクさせたと思います。

庵野監督は期待に応えたのではないでしょうか。

惜しむらくは、

カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみさん

なぜって、スクリーンから良い匂いが伝わってこなかったんですよ。
次回までに改善してほしいところです。

このまま石原さとみさんの話に入りますが、演技がどうとか英語がルー語とかではなく、
石原さとみさんがスクリーンにでると、思った以上に石原さとみであり、
その存在感は計り知れないものがありました。

エヴァっぽいとかいう話

さて、エヴァに似てる、エヴァのパロディというような感想も見かける当作品ですが、
そんなレベルではなく、エヴァのためにとっておいたネタを全部出しちゃった感じがします。

多感な時期をエヴァに触れて過ごし、ジブリでもナウシカが好きな私としては、
ずばり近年でこれ以上ないくらい好きな邦画なのです!

作品が終わるのが惜しくて、また、少しでも熱意を感じようとして
久々に最後までエンドロールを見ましたよ。

最後に

庵野監督にはエヴァがありますし、ゴジラも虚淵玄さんをメインに据えてアニメが始動。
参照:ゴジラが虚淵玄の脚本で劇場アニメ化、制作はポリゴン・ピクチュアズ - 映画ナタリー

どうしても映画は勉強という見方になってしまうんですが、しばらくは純粋な観客として楽しめそうで嬉しいです。


シン・ゴジラ音楽集
鷺巣詩郎
キングレコード
2016-07-30